Service 02組織・人事コンサルティング
IT・Web企業の組織設計と人事制度支援
エンジニアが管理職にならないと給与が上がらない。PMと管理職の役割が重なっている。評価者によって判断が違う。私は、評価シートを直す前に、それぞれの人へ何を期待しているかを確認します。
事業の方向性と、職種ごとの仕事を整理し、等級・評価・報酬を設計します。制度をつくるだけでなく、今の制度からどう移すか、評価者がどう使い、社員にどう説明するかまで、一緒に進めます。
制度の前に事業と役割を確認します
受託開発と自社プロダクトでは、成果の確認方法や時間軸が異なります。同じエンジニアでも、案件の品質を担う人、技術基盤を整える人、組織全体の生産性を高める人では期待する貢献が違います。
どの事業を伸ばしたいのか、そのためにどんな仕事や専門性が必要なのかをお聞きします。役職名だけでは分からない責任と、専門職として成長できる道を具体的にしていきます。
| 起きていること | 最初に確かめること | 支援テーマ |
|---|---|---|
| 専門職の昇給が止まる | 上位専門職に期待する貢献が定義されているか | 複線型キャリア、上位役割、報酬レンジ |
| PMと管理職が疲弊する | 案件・人材・技術の責任が重複していないか | 役割と権限、配置、負荷の整理 |
| 評価が上司で変わる | 役割の期待値と判断材料が共有されているか | 評価基準、記録、すり合わせ会議 |
| 全員が同じ数値で評価される | 本人が動かせる成果と全社成果を分けているか | 職種別指標、評価ウェイト |
| 制度変更への不安が強い | 誰にどのような影響が出るか説明できるか | 個人別試算、移行措置、社員説明 |
支援内容
役割とキャリアの整理
管理職と専門職の上位役割、PM・EM・Tech Leadなどの責任を整理します。職種の名称に合わせるのではなく、自社で必要な意思決定と貢献を起点にします。職種間の異動時に何を確認するかも検討します。
等級・評価・報酬の設計
等級、評価、報酬は、それぞれ決めることが違います。何を担う役割なのか、一定期間の仕事をどう評価するのか、その結果を処遇にどう反映するのか。私は、この区別を説明できる形にしたいと考えています。
移行と運用の準備
現行制度と新制度を比較し、等級・報酬の移行案を試算します。評価者には、説明を聞くだけでなく、具体的な評価材料を使って判断を合わせる機会を設けます。社員説明、問い合わせ対応、最初の評価期間の振り返りも含めて進行を設計します。
進め方の例
| 段階 | 主な検討事項 | 到達の目安 |
|---|---|---|
| 現状整理 | 事業方針、職種、現行制度、運用上の問題 | 改定で解決したい問題が絞れている |
| 基本設計 | 役割、等級、評価、報酬の考え方 | 経営陣が判断基準を共有している |
| 詳細設計 | 定義、評価項目、報酬・移行試算 | 実際の社員に適用して説明できる |
| 導入準備 | 社員説明、評価者の練習、運用日程 | 誰が何をするか決まっている |
| 運用確認 | 評価のばらつき、説明への質問、運用負荷 | 次回に向けた修正点が整理されている |
労働条件や規程の変更に関する手続きは、必要に応じて顧問社労士・弁護士等と確認しながら進めます。制度設計の検討と、個別の法的判断を分けて扱います。
社内にお願いする役割
経営者には改定の目的と判断基準、人事にはデータと運用、現場責任者には職種の役割や評価材料の確認をお願いします。人事部門だけで決めきれない論点は、経営者が判断する場を設けます。
担当者の時間が限られる場合は、今ある資料を生かし、どこから変えるかを絞ります。最初からすべてを作り直す必要があるとは考えていません。
関連する支援事例
人事制度の転換に向け、評価・昇格・配置の論点と意思決定の順番を整理した事例をご紹介します。制度全体を変える前に、現行運用のどこを先に見直すかを整理した取り組みです。IT企業に限定した事例ではありませんが、判断を分けて設計する考え方を確認できます。
関連する支援事例CASE 04|メーカー人事制度の転換に向け評価・昇格・配置の論点を整理した支援事例
よくあるご質問
エンジニアの評価だけを見直せますか?
対象を絞った支援もご相談いただけます。ただし、全社の等級や報酬との整合、他職種との公平性を確認する必要があります。評価項目だけで解決できるかを最初に確認します。
既存の人事システムを使い続けられますか?
既存システムの設定や運用上の制約を確認して設計します。システムを変更する必要があるかは、実現したいルールと現在の機能の差を見て判断します。
費用や期間は何で変わりますか?
対象職種、等級数、報酬の見直し範囲、移行試算、社員説明、運用支援の有無で変わります。現行資料を確認し、優先範囲と概算を整理します。
YSKGへのご相談
評価や昇格で困った場面と、いま使っている制度をお聞かせください。制度全体を変える必要があるか、役割や運用の修正から始められるかを考えます。
YSKGは、経営支援、組織・人事コンサルティング、経営者・管理職育成を行っています。計画、役割、人事制度を実際の仕事に合わせて見直し、実行と運用まで支援します。
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